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外壁塗装用語集

住宅、建築など専門的な用語で
一般的に耳慣れない言葉って多いですよね。

ここでは外壁塗装に関する専門的な用語をご説明しています。

アクリル樹脂(―樹脂)

アクリルプラスチック、アセトン、苛性ソーダなどを主原料とした重合体で比重が小さく(約1.2)、硬度が高く(18-20)、かつ十分な光透過性を有するので、自動車から航空機及び建築物まで広く使用されている。

上げ裏(あーうら)

軒先の天井部分のように、上方に設けられたもので、下から見える部分。

足場(あしば)

工事を行う場合の仮設作業床、作業員の通路などの目的で構成された鋼製の仮設物。

エアスプレー

塗料を霧状にして塗装する塗装具。

エアレススプレー

塗料を60?200kg/?の高圧に加圧し、小口径から噴出し、吹付けを行う塗装具。

ALC

オートクレーブ(高温高圧蒸気)養生して作った気泡コンクリート、軽量で断熱性、耐火性に優れ、内外壁などに使用される。

エフロレッセンス

石材やコンクリートなどの表面にできる白い結晶のこと。白華現象ともいう。

FRP

fiber reinforced plastics 繊維強化したプラスチックのこと。

エマルション

水に油脂や合成樹脂が数μmの粒子径で分散し懸濁している状態をいう。

エマルションペイント

エマルション樹脂を用いて製造された塗料。 水で希釈でき、塗布後は水に発散によって固化し、表面にはほとんど光沢のない皮膜を作る。つや有りもある。

縁切り(えんきー)

縁切りとは、屋根材の重なり部分で塗料のたまった切片の部分を刷毛などで横方向に塗料をそぎ取ったり、最後に皮すきなどで余分な塗料を取り除くこと。放置しておくと漏水の原因になる可能性があります。

凹凸模様(おうとつもよう)

塗料で意識的に凹凸をつけて、豪華さや壮重さをかもし出す。

OP

油性ペイントのことだが、最近は合成樹脂調合ペイントが主流になっている。

かき落とし(―お―)

塗り壁仕上げの一種。モルタルで下塗りした上寒水石などとセメントを混合したものを塗り、未硬化の状態の時にかき落として表面を粗面にした仕上げ。

笠木(かさぎ)

塀や手摺り、パラッペットなどの頂部を覆っているコンクリート。モルタル製、材木製金属製、石製などの笠状の部分。

可使時間(かしじかん)

モルタル、エポキシ樹脂、、ウレタン樹脂など、反応硬化型の材料で二液を混合してから使用可能な時間の長さのこと。

可塑剤(かそざい)

シーリング材などをやわらかくする為に配合されている成分。

がらり

羽板を取付けた窓の一種。固定式と開閉式があり、直射日光や雨の侵入を防ぎ、同時に通気換気を目的とする。

含水率(がんすいりつ)

材料に含まれる水分の、その材料の絶乾重量に対する百分率。

顔料(がんりょう)

細かな円体粒子で一般に水その他の溶剤に溶けず薄層に塗布した際、壁面を隠蔽するとともに色彩を付与する性質がある。

クラック(ひび割れ)

乾湿または温度変化によって起こる割れ目。割れが底部まで達しているものをクラック、表面または中層でとどまっているものをチェッキング(ヘアクラック)と区別する。

結露現象(けつろげんしょう)

冬期、暖房を切った後などに、建物内部に起こる現象で、その位置の湿り空気が露点以下になったときに空気中の水蒸気は液体となる。これを結露という。

ケレン

塗装工事前に、さび落しや旧塗装膜の除去など下地調整すること。

ゲル化(―か)

ゲル=コロイド状。溶液の蒸発、冷却、または化学変化などによって、ゼリー状の半固体ないし固体になることをいう。

工程(こうてい)

全工程から割り出した部門別作業計画のこと。

砂骨ローラー(さこつー)

表面がポリウレタンの多孔質状になっているローラーで、厚膜塗装仕上げに使用される。

JASS

建築工事の仕様の標準化を目指し、日本建築学会で工事別に分類して定めた仕様。わが国における権威ある標準仕様として、国土交通省を始めとする諸官公庁、及び民間の設計、建設会社がこれを採用しています。

JIS

工業標準化法に基づいて、鉱工業品についてその品質を定め、これを調査会の議決を持って指定商品化し、通産大臣の許可を受て表示される。品質管理と品質の安定がその主たる目的。

下地調整(したじちょうせい)

下地の乾燥、汚れ、付着物の除去、穴埋め、吸い込め止めやアルカリ止めなどのためにシーラーを塗るなど、施工に適するよう下地をあらかじめ整えることをいう。

下地補修(したじほしゅう)

施工するに当たり、素地面の補修工事で、凹凸や亀裂、欠損、目違い、ピンホールや豆板などを削ったり、埋めたりする作業。

シックハウス

近年、室内空気汚染、シックハウス症候、化学物質過敏症など、いろいろな名称で言われていますが、居住者が、建物が原因でのめまい、吐き気、頭痛、平衡感覚の失調や呼吸器疾患などいろいろな症状、体の不調を感じることが大きな問題になりつつあります。

シート防水(―ぼうすい)

合成ゴムや合成樹脂を原料に積層成形した合成高分子シートを、接着剤を用いて貼り付ける防水。

ジョイント

継ぎ目、合わせ目のこと。

仕様書(しようしょ)

工事の内容を詳細に規定した文書。使用材料、施工方法など工事施工に際し履行すべき技術的要求を示す。

シーラー

施工において下地への吸い込み防止、耐アルカリ性、密着向上などを目的にした下塗り塗料。

シリコン樹脂(―じゅし)

ケイ素(シリコン)を主成分とする合成樹脂で、塗料や接着剤などの原料となる。

シーリング材(―材)

各種の接合部またはひび割れなどの水密・気密を保持する為の充填材。弾性シーリング材を弾性シーラントあるいは単にシーラント(Sealant)と称することもあるが、わが国では弾性シーリング材に統一。

スチップル

ゆず肌模様。細かい凹凸模様。

スレート

屋根葺き材料などに用いるもので、天然のものは粘板岩が圧力を受けて変質したもの。人工的には石綿スレートなどがある。

セメントフィラー

合成樹脂エマルション入りセメント補修材。

素地、下地(そじ、したじ)

塗装対象の、塗装されていない被塗物素材質が露出している部分を素地という。これに対して、次の塗装の対象となる塗装面を下地という。つまり下塗された面は次の中塗りの下地であり、塗り替え対象の旧塗膜面は、塗替え仕様の下地である。

素地調整、素地ごしらえ、下地調整

(そじちょうせい、そじー。したじちょうせい) 塗装のため、塗装対象素地面を、塗装の仕上がり、塗膜の耐久性を配慮して整える工程をいう。従って汚れや付着物の除去から、場合によっては吸い込み止めの為のシーラー塗り(下塗り)、パテかい、パテ付け、あるいはセメントフィラー全面地付けを含め称する。さらにボード類での目地の処理なども入り、素地の材質と塗装仕様の塗料の性質を結びつけ最大効果を導き出すきわめて重要な工程であるが、ともすると軽視され、塗膜劣化異常や耐久性の低下をきたすことになる。もちろん面を整え面の平滑性を向上させる面の調整(塗装条件の当否にかかわる素地の条件と当然かかわる)が中心であるが塗膜に影響のあるアルカリ度、含水率等も忘れてはいけない条件である。塗替えの場合は下地調整がこれに当るが、劣化塗膜のケレンやそれによって生じる段差の修正が加わり、また劣化度によって程度が変わる点も重要である。

だめ

工事がほとんど出来上がったが、まだわずかに残った未完成部分をいう。

だめひろい

だめを拾い、完全に仕上げていくこと。駄目直し、とも言っていますが、かすれた箇所等仕上がってない部分を直して完成させることを言います。

単層(たんそう)

中塗り・上塗りまたは上塗りのみの工程のうち、同一材質で仕上げた塗膜。

中性化(ちゅうせいか)

セメントモルタルやコンクリートの硬化したものが、大気中の炭酸ガスに作用されてアルカリ性を失って中性となること。

チョーキング(白亜化現象)

白墨のチョークからきている。塗膜表面に紫外線、温度、水などが長時間作用して、樹脂分解や顔料変質を起こし、ついには塗膜からこれらの主として白色を呈する劣化物が離脱して、表層に付着した状態になる。塗膜が長時間、環境の劣化外力によって変質することは、程度の差こそあれ避けられないが、外装材の場合、特に紫外線によって短時間でこの発生するのは望ましくなく、樹脂や顔料の選択によって、できる限りゆっくりと進行するようタフに品質設計する。

テクスチャー

仕上げ模様、パターン。

透湿性(とうしつせい)

水蒸気の透過性のあること。

塗装間隔、放置時間、間隔時間、塗り重ね乾燥時間

(とそうかんかく、ほうちじかん、かんかくじかんぬりかさねかんそうじかん) JASS18塗装工事では放置時間、JASS23吹付け工事では間隔時間で工程内・工程間・最終養生の3種類があり、これが一番工程管理上は望ましい。他は俗称である。塗装吹付け上、一つの工程が終わり、次の塗装吹付けにかかるまでの必要間隔時間をいい、通常、?以上(~以内と反応型では幅を設定する)と表現する。なお直吹付けで工程内とは、上塗り2回塗りの時の1回目と2回目の間隔をいう。一般に20℃時のものを表記し、低温では長くなるのが普通である。

取合い(とりあー)

構造物などの接合部分のこと。

内部結露(ないぶけつろ)

建築物の構造体の内部に生じる結露。表面結露に対していう。

中塗り(なかぬー)

左官又は塗装において上塗の一つ前の塗り工程。

暴露試験(ばくろしけん)

屋外に試験体を暴し、その変化を調べる実験。

肌あわせ(はだあわせ)

補修した箇所を、補修していない箇所とと同じように意匠を合わせる事。 (補修するとその箇所だけ、他の箇所とテクスチャーが変わってしまう為)

鼻隠し(はなかく―)

軒先で、たる木の端をかくすために取付けられた横板。

幅木(はばき)

壁の一番下の床につく部分に取付ける横木のこと。壁の底部の損傷を防ぐ。

破風(はふ)

日本建築で屋根の切髪についている合掌型の装飾板。また、その破風板のついているところ。

吹付け塗装(ふきつ―とそう)

塗料を霧状にして吹付ける塗装法。

複層(ふくそう)

下塗り・中塗り・上塗りと組成の異なった塗料を塗り重ねて仕上げた塗膜。

プライマー

下塗りに用いる塗料の総称で、主に金属に用いるものが多い。アスファルトプライマーを単にプライマーと呼ぶこともある。

不陸(ふりく)

表面が平らでないこと。下地が平滑でなく波打っている状態。

ブリスター

塗膜表面に生じる水泡や膨れ。

ヘヤークラック

コンクリート、モルタル、塗装面に生じ、最深部に達しない細かいひび割れのこと。

ヘッドカット

複層吹付け機で主材吹付け後、適切なタイミングで凸部をコテ、ローラーなどでならすか、乾燥後サンダーで凸部を削り模様を整えるもので、凸部処理と称する。ヘッドカットはこのうち主におさへ用ローラーで処理するものをいう。

ペーパー

サンドペーパーの略。

ベンチレーション

通風(換気)装置のこと。

ポットライフ(可使時間)

2液塗料で主剤と硬化剤を混合した後の使用可能時間。

ボード

板及び板状の材料のこと。

ポリマー

重合体。化合物の分子が重合して生成した化合物。

マンセル{記号}

色の性質を説明し、その表示方法を規定したもの。色相、明度、彩度の色の3属性を3方向に立体化。

見切り縁(みき―ぶち)

壁の隅などに仕上げ材料が変わるところに入れる細い材のこと。

水洗い(みずあら―)

水で素地を洗うこと。

水切り(みずき―)

雨水が壁面に伝わるのを防ぐ為、窓台石、蛇腹などの下面に設ける小溝。

無機(むき)

無機化学または無機化合物の略。一般にはセメント系をいう。

目地(めじ)

レンガやブロック造りPC工法などのつなぎ目。

面調整(めんちょうせい)

一般的には、塗装下地を塗装に適た状態にすること。

メンテナンス

保守。

モルタル

砂とセメント及び水を練り混ぜたもの。 仕上げの塗り材やれんが等の積み上げ、コンクリートの打継ぎ等に用いられる。

モルタル浮き(―う―)

コンクリート、モルタル仕上げの躯体で、経年によりコンクリートとモルタルが肌別れをした状態。

モルタル欠落(―けつらく)

モルタルが破損し剥がれ落ちた状態。欠損ともいう。

モルタル防水(―ぼうすい)

セメントと砂を水で練ったものに防水材などを混入して施工する防水層をいう。

有機(ゆうき)

有機化学又は有機化合物の略。

窯業系サイディングボード(ようぎょうけいー)

主原料としてセメント質原料及び繊維質原料を用いて板状に成形し、養生・硬化させたもので、主として建築物の外装材として用いる。主原料は大きく結合材(セメントなど)補強材(繊維など)、増量材(シラスバルーンなど)の3つに分かれる。

窯業系サイディングボード(ようぎょうけいー)

主原料としてセメント質原料及び繊維質原料を用いて板状に成形し、養生・硬化させたもので、主として建築物の外装材として用いる。主原料は大きく結合材(セメントなど)補強材(繊維など)、増量材(シラスバルーンなど)の3つに分かれる。

溶剤(ようざい)

塗料を溶かす為の液体。

養生(ようじょう)

塗料が飛び散らないようにシートを被せること。

漏水(ろうすい)

鉄筋コンクリートなどのひび割れを通り道として雨水や排水、時には上下水道の配管からの水などが漏る事をいう。 この水によって壁面などの塗膜が浮き・割れ・はがれ・膨れ・変色などの劣化を発生させる。

ローラー工法(―こうほう)

ローラーブラシに材料を含ませて、これを施工面に転がしてその転圧により付着させる工法。

ワイヤーブラシ

針金によって作られたブラシ。素地の汚れ、カビ、錆などを落とす。