環境対策機能

2013年5月14日 外壁塗装本舗 |

こんにちは、外壁塗装本舗です。


今回は前回ご紹介した塗料の機能の中でも
「環境対策機能」についてご紹介します!


*低VOC塗料

VOC規制法案の大気汚染防止法によってその対策は年々改正され、より厳しいものになっています。
塗料業界でも日本塗料工業会を中心として色々な企業努力がなされています。

法規制位前の平成16年から、塗料メーカーの業界の取り組みとして、製品の「低VOC塗料」の自主表示が行われています。

*光触媒塗料

環境浄化作用の機能を持つ、光触媒体を塗料に混入したもの。
元々、光触媒を均一にコーティングする技術は難しくそれを容易にしたのが塗料への混入という方法です。
しかし混入できるその量は数パーセント(3?5%程度)にしか過ぎません。
光触媒体の連続膜は得られないのが今後の課題です。

光触媒は、照射される紫外線にその酸化力は比例します。建物の場合にはその構造、方角によって効果は左右されやすいです。
光触媒の親水性は光線の照射によって生まれるので、建物全体で考えると塗膜そのものに親水性を持つものより低いです。
親水性の問題点 : その親水性の機能により、汚れは雨で洗い落とされるというのが光触媒の特長とされています。
ところが雨の日は曇り空のため塗膜の親水性はあまり機能しません。

*低臭塗料

従来、強靭な塗膜を生成する塗料といえば溶解力、揮発性の高い強溶剤型のものが中心でした。
強溶剤型のものから、より環境に優しい弱溶剤型への移行によって塗料のより低臭化、低VOC化が計られています。
室内壁用に使用される塗料は低臭、低VOCであることが特に要求されます。
従来の9分の1に抑えた超低臭塗料でVOC成分も、ほとんど含んでいないエマルジヨン塗料なども開発されています。



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塗料の機能

2013年4月19日 外壁塗装本舗 |

こんにちは、外壁塗装本舗です。

これまで塗料についてご紹介してきましたが、
今回は「塗料の機能」
についてご紹介します!

外壁塗装用塗料は、建物の保護、美観の向上の他、塗料の持つ特殊機能によって品質の向上、経済性、快適性、環境浄化など時代のニーズに対応出来るよう日々研究、開発されています。
特に環境問題への配慮をした塗料の開発が盛んです。
今後、益々塗料の高機能化が進む傾向にあります。

塗料の機能と塗料の種類

環境対策機能   →   低VOC塗料、光触媒塗料、低臭塗料
物理的機能    →   結露防止塗料、貼り紙防止塗料
化学的機能    →   低汚染塗料
光学的機能    →   遮熱塗料、蛍光塗料、紫外線吸収塗料
生物学的機能   →   防カビ塗料、防藻塗料、抗菌塗料
電気的機能    →   帯電防止塗料
熱学的機能    →   断熱塗料、耐熱塗料、耐火塗料

このような機能をもっている塗料があります。

環境問題が重要視される今日、石油製品が主材の塗装、塗料業界の環境への影響力は大きなものがあります。
塗料の環境対策として主に次のような取り組みがなされています。

弱溶剤への移行 : 強溶剤型のものから、より環境に優しい弱溶剤型の塗料へと移行しています。

溶剤型塗料からエマルジョン塗料への移行 : 架橋技術の進歩により溶剤型に劣らない耐候性を持つ反応硬化型エマルジョン塗料へと移行しています。

機能付加塗料の進歩 : 塗料そのものに環境への対策機能を付加価値として取り入れたものが次々と開発されています。
光触媒塗料、遮熱塗料、断熱塗料などに代表されます。

エコ塗料の出現 : エマルジョン塗料は溶剤型塗料に比較して石油の消費量は少なくなります。
さらに使用樹脂量を押さえながら非常に優れた塗膜を 生成するエコ塗料が出現しています。

塗料の詳しい機能に関してはまた、追々ご紹介できればと思います。



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建築用仕上塗材

2013年4月16日 外壁塗装本舗 |

こんにちは、外壁塗装本舗です。

これまで塗料についてご紹介してきましたが、
今回は「建築用仕上塗材」
についてご紹介します!

建築物の内外壁や天井などの表面に美装や素地の保護を目的として、吹付け、ローラー、こて塗りなどで凹凸模様、ゆず肌模様などのパターンを造り、 仕上げるための材料を建築用仕上塗材と言います。
その種類と特徴を簡単にまとめてみました。

*特徴

セメント、合成樹脂などの結合材、顔料、骨材などを主原料としています。
その仕様は下塗り、主材塗り、上塗りの工程で成り立っていて、一般塗料との相違点はその塗膜厚は数10μmであるのに対し、
仕上塗材の膜厚は数mm?10mm程度で、美装のためのテクスチャーを造形している点です。

*下塗材

主材や上塗材の吸い込み止め、付着性を向上させるために使用します。(一般的にシーラー、プライマーといわれるものです。)

*主材

テクスチャーを造形するために使用され、仕上がり面の形状としては、ゆず肌状、凹凸状、クレーター状、平たん状のものなどがあります。

*上塗材

仕上がり面の光沢、着色、耐候性の付与、防水などの目的で主材の上塗りとして使用されます。
合成樹脂塗料が使用され、水系、弱溶剤系、溶剤系があり、必要に応じて クリヤー、メタリック、つやあり、つや消しなど選択できます。


*外装用に使用される建築用仕上げ塗材

外装用薄付け仕上塗材・・・膜厚3mm以下の薄付け仕上げのものをいう。

リシン、弾性リシン、単層弾性など

厚付け仕上塗材・・・膜厚4?10mm程度のもの。下塗り材と主材で仕上げる。

スタッコ、デザイン性仕上塗材など

複層仕上塗材・・・膜厚3?5mm程度のもの。下塗り材+主材+上塗り材で仕上げる。

吹付けタイル、弾性タイル、水系エポキシタイルなど

可とう形改修用仕上塗材・・・最近では、建築用仕上塗材の普及と共に、その改修のための塗り替えが主流となり、2003年のJIS A 6909の改正で可とう形改修用仕上塗材が新たに規格化された。
膜厚0.5?1mm程度。微弾性フィラー+上塗り材の改修工法。



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水系塗料と溶剤系塗料

2013年4月 5日 外壁塗装本舗 |

こんにちは、外壁塗装本舗です。

これまで合成樹脂塗料についていくつかご紹介してきましたが、
今回は「水系塗料と溶剤系塗料」
についてご紹介します!


それぞれの樹脂塗料に水性(水系)と油性(溶剤系)があります。
水性だから油性より耐久性が悪いということはありません。
塗装しようとするものの材質によって、水性と油性は使い分けなければなりません。

一般的に、水性塗料は二液性の溶剤型に比較して耐候性は1グレード近く落ちます。
また、水性塗料は耐磨耗性が弱いので、そうした箇所への塗装は不向きです。

最近の塗料の架橋技術や、ナノテクノロジーの発達は水系でも、非常に強靭な塗膜を生成したり、光触媒塗料に代表される高度な付加価値を持った塗料もあります。

最近の溶剤系の塗料は、環境に優しい弱溶剤系が多く使われるようになっています。
今後、石油の消費量を極力抑えた環境型塗料が、主流を占めるようになるでしょう。


水性塗料の長所は臭気が少ないので、内装にも安心して使用できるところです。
品質も各メーカーの努力で油性(溶剤系)塗料と遜色ないレベルに達しています。

水性塗料の短所は壁など被塗物に直接塗装できないことがあるので、油性(溶剤系)塗料より1工程増える場合があり、コスト高になるところです。

油性塗料の長所は壁など被塗物に直接塗装できることが多いので、水性塗料と比較して1工程短縮できる場合があり、その分塗装のコストも抑えられるところです。
特に金属部には、水性よりも安心して塗装ができて、一般的に水性に比較して、被塗物との密着が良好です。

油性塗料の短所は弱溶剤でも臭気が発生するので、周囲に不快感を与えやすく、現場で保管時には注意が必要なところです。

こちらの塗料も用途に合わせて選んでいただきたいです。


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フッ素系塗料

2013年3月29日 外壁塗装本舗 |

こんにちは、外壁塗装本舗です。

今回は
「フッ素系塗料」
についてご紹介します!


では、フッ素系塗料とはどのような特徴を持っているのか。


一般的には次のような特徴を持っています。

・塗料のグレード : 最高級
・価格は塗料の中で最も高い。
・塗料用樹脂の中で最も耐久性、耐候性を持ったフッ素樹脂を使用しています。
・塗膜はガラス質に近い。水垢や埃がつきにくく、防汚性に優れています。
・耐久性は、普通の塗料の1.5?2倍と長期間、美観を維持します。



耐久年数が長いと言う点では、最も優れている。コスト的にも高価格帯の塗料が多い。
フッ素塗料は光沢感があり、防汚性も良い。なるべく長期間、塗り替えたくない建物(商業用ビルなど)に最適。
フッ素塗料の注意点は塗膜が硬く弾性がある塗料に比べて、 建物にヒビが入った時に一緒に塗膜にも ヒビが入る可能性が高いことが挙げられる。

また汚れやすい傾向にありますが、汚れが水で落ちやすいのであまり気にする必要はありません。

目的やご予算によってどの塗料を使うか変えていくといいかと思います。


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